それでも生きていく為に・・・

音楽、料理、小説、時々、創価学会

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アムウェイと創価学会③

アムウェイと創価学会③

 
 アムウェイの本社ビルは渋谷から歩いて15分ほどの所にあった。やけにばか高いビルで、一階はホテルのロビーみたいだった。平日の夜にも関わらず数百人はいたと思う。20代か30代が殆どで、(想像と違って以外にも)お洒落で都会的な人が多かった。

ラリーは地下にある体育館の3分の1程のホールで行われた。司会者がラリーのスタートを告げると、一人の若者が出てきて、アムウェイ洗剤のデモンストレーションを行った。市販の洗剤と比較して、いかにアムウェイ洗剤がよく汚れを落とすかを説明した。殆ど、ジャパネットたかたの世界だった。

次に出てきた人がアムウェイビジネスの説明をし、儲け話(?)のシステムをホワイトボードを使って説明した。

最後には、“超稼いでる”人が登場し、アムウェイに出会う前の自分と、それ以降の自分の人生がどれだけ変貌したかを語った。年収がどれくらいになったとか、海外旅行(南の島)で撮った写真を見せびらかしたりもした。

会場にいる人間の目は真剣そのものだった。熱心にメモを取る人もいた。彼らは壇上の“稼いでいる”人に対して強烈過ぎるくらいの羨望のまなざしを向けていたのだ。


一時間半くらいでラリーは終わった。僕はぐったりと疲れていた。時折、熟睡していた。当たり前だが、僕は一切何も感じなかった。何も。

壇上に登場した人が言っていたことは概ねアムウェイに対する感謝と、

①会社や仕事でどんなに頑張っても給料なんかたかが知れている。収入を増やそうと頑張れば頑張るほど、忙しくなって自分の時間がなくなる。
②夢や、やりたいことには、時間の余裕とお金が必要。
③アムウェイビジネスで、他人の体を健康にさせてあげた上に人生も豊かにさせてあげる。同時に自分の人生も豊かになる。こんな素晴らしい理念を具現化しているのはアムウェイだけ。

つまり幸せはお金で買える。(当時の)ホリエモンじゃないけど、幸せはお金で買えるんだ、と。でも断言できる。そこにいる誰もが“諦め”の人間だった。そう、彼ら(彼女ら)はホリエモンになる勇気さえも、努力さえも放棄した人間ばかりだった。


会場を出ると木村は聞いてきた。
「どうでしたか?」

僕はきっぱりと言った。
「・・・・・・疲れたな・・・・・・」

(まあ、そろそろ学会宣言してもいいか。ニヤリ

それから僕らは喫茶店に向かった。
(続く)
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かいつぶり

Author:かいつぶり
職業 マスコミ

趣味 読書、楽器、小説を書く、料理、音楽

好きな食べ物・・・スイーツと酸味の少ないコーヒー、美味しいフランス料理と美味しいワイン。それさえあれば至福の時

好きな音楽 70年代のソウルミュージック。80年代前半の西海岸サウンド。あとジャズや、山下達郎周辺

好きな作家 ドストエフスキー、カポーティ、アーヴィング、ヴォネガット 

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