それでも生きていく為に・・・

音楽、料理、小説、時々、創価学会

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30歳の時 体験談③


②からの続き。

 一度、是非読ませて欲しい、という事だったので、次に同じバーで会う約束をし、連絡先を交換した。文学賞に送ったものではなく、書き終えてある程度推敲した新しい小説を読んでもらった。

プロの編集者として「とても面白い。もっと推敲していけば絶対売れる!」と評価してくれた。後で聞いた話だと、Aさんは「ちょっと趣味で小説書いてるんです」と言われてもたかが素人の遊び(趣味)程度のレベルかとその時は思ったそうである。そして一ヶ月位後に最初に書いた作品の選考が文芸書に発表された。

えっ? 僕の名前がある!!

2000人近くの中から二桁に選ばれていたのだ。Aさんも驚き、喜んでくれ、それからは様々な現実的なコネクションも含めてアドバイスをしてくれる味方を作ることが出来た。

 自分の人生で、読書が好きになること、ましてや小説を書く、なんて全く想像外だった。生まれて海を見たことのない人間が漁師になる様な心境である。そして文章や小説を書くことを通して新しい自分を発見することが出来たし、新しい使命を発見出来たのだ。
気付いた時には僕は深い闇から抜け出すことが出来た。複雑な感情を言葉に置き換えた事によって僕の中で何かが清算されていったのだ。それからすぐに副部長人事で組織に戻され、部長、現在に至っている。

 30歳の時に学会本部で全てをご本尊に委ね、“どうしていいか、どうすべきなのか一切分からないが、とにかく幸せになる! このトンネルを抜け出すんだ! それ以外の細かい事は全てご本尊にお任せします!”という“南無”する祈りで乗り越える事が出来たのだと思う。
どうしていいか分からない八方塞な時には、身も心も全てをご本尊にお任せするという強い心と、そう決めきる勇気も時として大事な事だと体験する事が出来た。

 さて、実は、今まで公表していなかったけれど僕にもう一つブログがある。書い小説ををアップしているブログ 『Cappuccino Novel’s』 だ。
最後の更新が2005年だし、管理者ページにアクセスするパスワード自体覚えていない位に放置しっぱなしである。どこにも宣伝していないし、そもそもごくごく親しい知人・友人に書いた小説を文学賞に送る前に読んでもらって感想を聞く為だけに始めたものだ。

 そして今回の記事は、前回の『青春の終わり』と続いている。15歳の時の彼女と30歳で再会したあの時はまさに闇を彷徨い始めた頃だった。あの駅での偶然の出会いは、(記事の最後にも書いたけれど)意味があったのだ。

そう、一番初めに書いた小説で最初に文学賞に引っかかった『アメリカン・モーニング』に、事実と全然違うけれど色濃く反映されているのである。
文章も幼稚で、今読むと酷い文章だと笑ってしまう。何故評価されたのか全く分からないが、当時の僕の心境がある種生々しく反映されているのかもしれない。あの偶然の出会いが無ければ生まれていない物語だったと思うし、これからも物語を書き続けるであろう自信と契機を与えてくれた出会いだった。後になったら単に意味があった事と捉える事が出来た、ではない。祈り、動く中で自身に起こる一切の事象を価値に転換出来たのだ。

お時間ある方は是非。

『アメリカン・モーニング』

http://d.hatena.ne.jp/jamming_groovin/20040622
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かいつぶり

Author:かいつぶり
職業 マスコミ

趣味 読書、楽器、小説を書く、料理、音楽

好きな食べ物・・・スイーツと酸味の少ないコーヒー、美味しいフランス料理と美味しいワイン。それさえあれば至福の時

好きな音楽 70年代のソウルミュージック。80年代前半の西海岸サウンド。あとジャズや、山下達郎周辺

好きな作家 ドストエフスキー、カポーティ、アーヴィング、ヴォネガット 

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